1000ページVS400ページ

某大学教授から紹介いただいた、「亡国」の前作を読みました。

Twelve Y.O. (講談社文庫)Twelve Y.O. (講談社文庫)
(2001/06)
福井 晴敏

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この小説は、「亡国のイージス」を語る上で必須項目な「辺野古ディストラクション」のエピソードが語られています。
「亡国」同様に、自衛隊・米国・日本政府の戦後政策に対する痛烈な批判が根底にあります。
しかしその批判はダイレクトに語られるのではなく、登場人物たちが陥る自己矛盾、自己矛盾になやみ苦しむ様、という形で表現されます。

さてさて、本来であれば「亡国・・・」を読む前に、本書を読むべきでした。順番的にはね。
で、さらに本来ならば、本書の前に読むべきものがあります。
(その本は…すでに手に入れているので、また今度ね。)
実質的には連作ですから、やっぱりエピソードを積み重ねていった方が、話に深みが増しますからね。
それにそれに、作者の成長、充実度、力の入れ具合は「亡国」が一番であり、連作を逆にたどるということは、作品の質がだんだん落ちてくる、、、ということを感じながら読み進めることになってしまう。

たとえば、、、亡国は1000ページにわたる長編。
それゆえ、エピソードをじっくり描くことができる。
きめ細かい展開ができた。
しかし、この「Twelve」は400ページ未満。
それゆえ、展開が荒い。
ときに、話のリズムが、合わない。

だから、、、もし先に「Twelve」を読んでいれば、「亡国」に対する感動も強かったのかもしれない、、、と思ってしまった。
言い方を変えると、、、この「Twelve」は、「亡国」よりもガクンと面白みに欠けるものでした。

なぁんて言ってみましたが、つい先週に沖縄に行っていたことから、「あの基地周辺のことかぁ」とか想像をめぐらせたり、iphoneで辺野古界隈の地図を見ながら楽しんでいました。

明日からは、浅田次郎の初期の作品を読み始めまーす。
コメント

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きょう「オー・マイ・ガアッ!」を電車で読んでたら、乗り過ごしてしまい、危うく茨城まで行ってしまうところでした。
あれおもしろいねe-231
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